「どうも、あなたが山下衣咲さんかぁ」
うん、すっごい写真で見た通り!あの写真一切の加工もなくてありのままだったんだね、すごく誠実!
だってね、話してみたらいい人かもしれないし?
優しくて意外にも好きになっちゃうかもしれないからね、だから…
もう忘れよう、忘れるんだ。
これが私の幸せで、これが私の運命だったんだよ。
それに元々こうだったじゃない、あくまでこのお見合いから逃れるために嘘の婚約者を立てようと思ったんだもの。
初めから叶える気のない恋心だったんだよ。
だったら初めから出会わなきゃよかったね。
そしたらこんな気持ちになることもなかった。
忘れたいって願えば願うほど、脳裏に焼き付いたあの顔が離れなくなる。
あぁ、涙が。
どうして胸が痛むの、こんなこと思っても今更なのに。
だけどもう一度会えたら、伝えたいことがあるのー…
「申し訳ない、息子は少し遅れて。もう少しで来ると思うが…」
え、息子?
って私のお見合い相手はこの人じゃないのー…?
「すみません、遅れました…!」
目を疑った。もう終わりにしたと思ってたから。
タタタッと廊下を駆けてやってきた、ビシッときらびやかなスーツ姿にの…
「七瀬くんっ!!?」
うん、すっごい写真で見た通り!あの写真一切の加工もなくてありのままだったんだね、すごく誠実!
だってね、話してみたらいい人かもしれないし?
優しくて意外にも好きになっちゃうかもしれないからね、だから…
もう忘れよう、忘れるんだ。
これが私の幸せで、これが私の運命だったんだよ。
それに元々こうだったじゃない、あくまでこのお見合いから逃れるために嘘の婚約者を立てようと思ったんだもの。
初めから叶える気のない恋心だったんだよ。
だったら初めから出会わなきゃよかったね。
そしたらこんな気持ちになることもなかった。
忘れたいって願えば願うほど、脳裏に焼き付いたあの顔が離れなくなる。
あぁ、涙が。
どうして胸が痛むの、こんなこと思っても今更なのに。
だけどもう一度会えたら、伝えたいことがあるのー…
「申し訳ない、息子は少し遅れて。もう少しで来ると思うが…」
え、息子?
って私のお見合い相手はこの人じゃないのー…?
「すみません、遅れました…!」
目を疑った。もう終わりにしたと思ってたから。
タタタッと廊下を駆けてやってきた、ビシッときらびやかなスーツ姿にの…
「七瀬くんっ!!?」



