パソコンの電源を落として立ち上がった時、後ろから呼ぶ声が聞こえた。
この声は…
「七瀬くん…っ」
オフィスの入り口の壁に寄りかかる七瀬くんがいた。
「おっつかれさまです!」
トコトコと歩いてきて、はいっと私に砂糖入りの缶コーヒーを手渡した。
「あ…、ありがとう」
「仕事終わりました?一緒に帰りません?」
「……。」
私あんなこと言ったのに、そんなのいらないって言ったのに。
「…七瀬くん、頼んだのは婚約者のフリだからこんなことしてくいれなくていいよ。それにフリはもういらないって言ったんだし…」
婚約者のフリは断った、断ろうと思った。
こんなことしても意味がないって思ったから、だけど…
「でも、今日はありがとう」
ぎゅっともらった缶コーヒーを握りしめる。
なぜか七瀬くんの顔が見れなくて下を向いた、握りしめた缶コーヒーを見つめるみたいに。
「あの時、七瀬くんが声をかけてくれなかったら…」
「あんな汗かきながらシュレッダー片付けてたら誰だって気になりますよ」
パキッと音を立てて自分用にと持っていた缶コーヒーを開けた。
デスクを椅子代わりにするように座って、ゴクッとひとくち飲んでふぅっと息を吐いた。
「しかも違う部署のやつじゃないですか、わざわざそんなことしなくてもいいのに」
「……。」
「自分の仕事後回しにしてまですることじゃないですよ」
「…そう、だよね」
この声は…
「七瀬くん…っ」
オフィスの入り口の壁に寄りかかる七瀬くんがいた。
「おっつかれさまです!」
トコトコと歩いてきて、はいっと私に砂糖入りの缶コーヒーを手渡した。
「あ…、ありがとう」
「仕事終わりました?一緒に帰りません?」
「……。」
私あんなこと言ったのに、そんなのいらないって言ったのに。
「…七瀬くん、頼んだのは婚約者のフリだからこんなことしてくいれなくていいよ。それにフリはもういらないって言ったんだし…」
婚約者のフリは断った、断ろうと思った。
こんなことしても意味がないって思ったから、だけど…
「でも、今日はありがとう」
ぎゅっともらった缶コーヒーを握りしめる。
なぜか七瀬くんの顔が見れなくて下を向いた、握りしめた缶コーヒーを見つめるみたいに。
「あの時、七瀬くんが声をかけてくれなかったら…」
「あんな汗かきながらシュレッダー片付けてたら誰だって気になりますよ」
パキッと音を立てて自分用にと持っていた缶コーヒーを開けた。
デスクを椅子代わりにするように座って、ゴクッとひとくち飲んでふぅっと息を吐いた。
「しかも違う部署のやつじゃないですか、わざわざそんなことしなくてもいいのに」
「……。」
「自分の仕事後回しにしてまですることじゃないですよ」
「…そう、だよね」



