好きになっちゃ、いけない。〜イケメン主は家政婦兼最強スパイちゃんを溺愛したい〜

「え? えぇ? 柚希ちゃん? 何その格好!」
 で、ですよね〜。
 誰でもその反応になる。
「あの……コスプレ! 私、コスプレが好きで……!」
 無理な誤魔化し方だと思うけど、これしかないっ……!
「そ、そっか」
 なぜか納得してくれた陽宙くんは、気のせいか頬が赤くなっている。
 どうしたのかな……?
 じっと見つめていると、陽宙くんは耐えきれないとでもいうようにパッと顔をふせた。
 こ、この反応……もしかして、私があまりにも似合ってないから!?
 わーっ、陽宙くんは優しいからそのこと正直に言えないと思うし……早く別れた方がいいかもっ。
 わたわたとしていると、陽宙くんは顔をふせたまま口を動かした。
「あー……勘違いしてるみたいだけど…………かわいい、と思う」
 ……!
 今、聞き間違いじゃなければ……かわいいって言った?