好きになっちゃ、いけない。〜イケメン主は家政婦兼最強スパイちゃんを溺愛したい〜

 衝撃の事実に、私はあぜんとする。
 玄さんは、かわいいとか好きとか、たくさん言葉にして伝えてくれてるのに……!
 ……このままじゃ、冷たい女だって思われちゃう?
 それで、やっぱり私より愛想のいい子がいいって、私のこと好きじゃなくなっちゃうかも……!
 妄想は、どんどん悪い方向へいく。でも、たとえ妄想でも、十分ありえる話だよね……!?
 心配になり、私は玄さんの部屋に向かった。
 好きって……ちゃんと、伝えられるかな……。
 ノックをすると、玄さんが開けてくれる。そして私を見て、 驚いたような顔をした。
「どうした? 何かあったのか?」
「え、えっと……」
 私の不安そうな気持ちを読み取ったのか、玄さんは「まず中へ入れ」と部屋の中に入れてくれる。
 バクバクと、心臓がなった。
 突然好きって言って、変って思われないかな? とか、気持ち悪くないかな? とか、そんな不安が私の頭の中を駆け回る。
 でも……い、言わなきゃ、わかんないよねっ?
 それに玄さんは、そんなこと思わない……はず!