好きになっちゃ、いけない。〜イケメン主は家政婦兼最強スパイちゃんを溺愛したい〜

 玄さんがパッと壁から手を離す。
「……っ」
「柚希……! 待って!」
 私は、思わず駆け出した。……これ以上泣き顔を、見られたくなかったから。
 玄さん……ごめんなさいっ……。