『ねぇちはやくん!わたしといっしょに絵を描こうよ!』





千颯(ちはや)がこの町にやって来たあの日、少し俯く千颯を見て声をかけたの。


絵を描くのが好きだったから。

絵を描いてる間は何もかも忘れて夢中になれるから…



きっと千颯も忘れられるよって。



私が教えてあげる、きっと楽しくて夢中になっちゃうからー…