静まり返った会場に、自分の心臓の鼓動が痛いほど大きく響く。
真由ったら、どうしてよりによってこんなところで……。
頭の中が、真っ白になる。
「え、嘘……」
「まさか、あの二人が……?」
同僚たちの視線が一斉に突き刺さり、彼らのひそひそ話が拷問のように耳に響く。
逃げたい。この場から消えてしまいたい。恐怖に震えながら、私は顔を伏せることしかできない。
私の向かいに座る真由は、勝ち誇ったような顔で私を見ていた。
「あら、ごめんなさい。もしかして、二人が付き合っていることは、みんなには内緒だったのかしら?」
真由の言葉が、さらに追い打ちをかける。
そうだ。瑛斗は、私を守るために秘密にしてくれていたのに、私が彼の努力を無駄にしてしまった。
そう考えると、自分の不甲斐なさに、もうどうしたらいいかわからなかった。
「今回のプロジェクトだって、どうせ課長の力で……」
そのとき、誰かが静かに立ち上がる気配がした。この絶望的な状況に、誰が私に声をかけてくれるというのだろう。



