《私、大人になったらイタリアに引っ越します!》
《なっ!?》
《そうしたら、毎日でも会えますよね》
笑って言うと、ジョットさんは言葉につまったように、眉根を寄せて赤い顔をそらす。
これ以上好きになる余地があったんだ、と思うくらい、どんどん好きな気持ちがふくらんでいく。
《…ジョットさん、あれからほかの人とキスしたり、しました?》
《す、するわけないだろう…!俺は、殺し屋だ》
《よかったです、安心しました。ジョットさんの唇は、私が永久予約します。だから、これからもほかの人で上書きしないでくださいね》
ジョットさんは思わずと言ったようにおどろいた顔で私を見て、視線がからみ合うとまたすぐに顔をそらした。
ふふふ、かわいい。
《俺を、“好き”だなんて言うのも…キスしようとするのも、ナミしかいない》
《え…》



