【短】殺し屋×JKの恋



 低くつややかな声に名前を呼ばれて顔を上げると、茶髪をオシャレにあそばせたダンディなおじさまがこっちをのぞきこんでいた。

 この人がボスさんなんだ、と思いながら、笑顔を向ける。




《ジョットさんだけじゃなくて、ボスさんもいい人なんですね》


《はははっ。なんてかわいい子だ》




 ボスさんは楽しげに笑いながら洋館の奥に姿を消していった。

 そういえばジョットさんがメールアドレスを教えてくれたのも、ボスさんが言ったからなんだっけ。

 あとでそのことについてもお礼を言っておかなきゃ!




《ナミ、ここがどこだかわかっているのか!?》




 洋館のなかから顔をのぞかせているカリアファミリーの人たちにも笑顔を向けていると、ジョットさんに肩をつかまれる。

 私は目の前のジョットさんに視線をもどして《はい、カリアファミリーの本部ですよね》と答えた。