【短】殺し屋×JKの恋

 石造りやレンガ造りの建物を横目に、大きな洋館の前にたどり着くと、手に持ったスマホをにぎりしめて足を止めた。




「写真で見たのとおなじ…だよね?」




 スマホの地図と、画像フォルダに保存した写真を食い入るように確認して、私は笑みを浮かべる。

 ここでまちがいない!

 私は青空にスマホを向けて写真を撮ったあと、メールアプリを開いて、トットットッ、とキーボードをフリックした。