【短】殺し屋×JKの恋

 視線を落として考えこんだあとにチラッとジョットさんを見ると、顔をそむけたまま私を見ていたジョットさんと目が合った。

 あわてたように、バッと体ごとうしろを向いたジョットさんを見て、顔がにやける。

 私はジョットさんの前にまわりこんで、《ジョットさん》と呼びかけながら両手を彼の肩に乗せた。




《ごめんなさい、好きです》




 一応勝手にしてしまうことへの謝罪も口にして、かかとを上げる。

 細めた目で唇の位置を確認しながら、固まっているジョットさんに近づいて、チュッとキスをした。

 バクッバクッと心臓がさわぐのをしばらく聞き、かかとを地面に下ろすと、ジョットさんの顔が真っ赤になっているのが見える。