ジョットさんは目玉がこぼれ落ちそうなほどに大きく目を見開いて、挙動不審に視線を泳がせた。
はくはくと口を開閉しているジョットさんがなにか言うのを待っていたら、ジョットさんはパッと私に背中を向けてズボンのポケットに手を突っこむ。
《ジョットさん!》
《…ジョットです。クスリの回収に成功しました、これより帰還します》
私の声を無視して、ポケットから取り出したスマホを耳に当てるジョットさん。
ボスさんに電話してるんだってわかったから、目の前の背中にいきおいよく近づいた。
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