【短】殺し屋×JKの恋

《っ、いやです!》


《…なぜだ?》




 問い返されて、私はギュッと両手をにぎり、視線を落とす。




《せっかく、ジョットさんと会えたのに…っ》


《…俺が、なんだ?》




 出会って、たった数時間で もう会えなくなっちゃうの?

 お別れすることを考えただけで、こんなに胸が苦しくなるほど好きになった人なんて、ほかにいないのに…。




《…好きです、ジョットさん!イタリアに帰ってしまうなら、せめて連絡先を交換(こうかん)してもらえませんか!?》




 バッと顔を上げて、ジョットさんを見つめながら懇願すると、ジョットさんは目を大きく見開いて半歩下がった。




《な、なにを…》




 おどろきのあまり、すこしふるえている声が好き。