【短】殺し屋×JKの恋

「くっくっ。その男に伝えてくれるか。取り引きしたものは返す、嬢ちゃんも無事に帰すから、おまえさんもあばれずに帰れ、とな」


「わかりました」




 おじいさんにうなずいて答え、怪訝(けげん)な顔をしているジョットさんを見て、たのまれた内容を通訳する。

 ぜんぶ伝え終わると、ジョットさんは《いいだろう》と目を伏せて、ピストルをショルダーバッグにしまった。

 通訳しなくても、おじいさんはジョットさんが了承(りょうしょう)したことを理解したのか、「嬢ちゃん」と私に声をかけてくる。




「話したとおりだ。おまえさんは無事に帰す。その代わり、今日のことはだれにも しゃべるんじゃねぇぞ」


「あ、大丈夫です!ジョットさんにも墓まで持って行けって言われたので、絶対に他言しません!」


「はっはっは!そうかそうか。…おい、持ってこい」


「へい」