《…ジョットです。コズモは片付けましたが、例のブツは取り引きされたあとでした》
だれに電話してるんだろう…。
カリアファミリーのボスさんかな?
割りこんじゃいけないと思って、ジョットさんの背中に近づき、“絶対についていく”という意思を、キュッとYシャツのすそをつかむことで伝えた。
ジョットさんはすこし振り向いて流し目で私を見たあと、パッパッと私の手を振りはらう。
《はい、承知しました》
《む…私も手伝わせてください!》
《おい。…あー、コズモに捕まっていた日本の一般人です。なぜか手伝うと言い出して…》
眉根を寄せて私に注意したあと、ジョットさんは顔をそらして電話の相手に説明した。
なぜかじゃないもん!
《お役に立てるからです!》
《ナミ、すこししずかに…は、ボス!?》



