『君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな』




「めーぐーり!まさか、忘れてないよな⁉︎」
「忘れてるわけないじゃん」
「だよな!(めぐり)、あんなにかるた強かったもんな!百人一首全部覚えてるだろ?」
「まあ、うん……」
 だから?
「記憶力良いもんな!ってこと」
 あー、ね。
 なるほど。
「……(めぐり)って、部活なにも入ってないよな」
「え?あ、うん。帰宅部だよ」
「だよなー」
 ……まさか、かるた部に誘われる⁉︎
「……誘わねぇよ。俺、まだ部員じゃないし。部活は無理に入るもんじゃないだろ?」
 心の中を読まれたみたい。
 なんか、驚き……。
「俺も、部活なんて、入らなくても良いや、って思ってたし」