待望の跡取り。両親の関心と愛情はユリスにすべて注がれた。
そのころからリエルは情緒不安定になり、10代には激しい反抗期に突入。その矛先はすべて私に向けられた。
なるべく距離をとろうとすると「無視するな」となじられ、優しく関わろうとすると「うざい」と突っぱねられる。
本当は私だって反抗期を爆発させたかったのに、リエルの対応に疲れてその元気もなかった。
両親はそんな私とリエルには相変わらず無関心。
食事も「あなたたちの喧嘩がユリスに悪影響だから」と、別室にされた。
虐げられたと言ったら大げさかもしれないけど、私とリエルは両親から我が子として愛情を注がれずに育ってきたのだ。
とは言え、最低限の教育や衣食住は与えてくれた。
両親にとって、私とリエルは政略結婚の駒。品質を落とすわけにはいかなかったのだろう。
侍女たちも淡々とやるべきことはやってくれた。
侯爵令嬢として敬うことはなかったけれど。
私はそれでよかった。
もともと諦めが早い性格を持って生まれたのかもしれない。
両親が冷たかろうが侍女たちが義務的だろうが「そんなもんかな」と思っていた。
そうすることで自分を守っていた。
愛情を向けられない環境が当たり前だったから、デルバートの暴露話にも「またか」程度の感想だったのだ。
そのころからリエルは情緒不安定になり、10代には激しい反抗期に突入。その矛先はすべて私に向けられた。
なるべく距離をとろうとすると「無視するな」となじられ、優しく関わろうとすると「うざい」と突っぱねられる。
本当は私だって反抗期を爆発させたかったのに、リエルの対応に疲れてその元気もなかった。
両親はそんな私とリエルには相変わらず無関心。
食事も「あなたたちの喧嘩がユリスに悪影響だから」と、別室にされた。
虐げられたと言ったら大げさかもしれないけど、私とリエルは両親から我が子として愛情を注がれずに育ってきたのだ。
とは言え、最低限の教育や衣食住は与えてくれた。
両親にとって、私とリエルは政略結婚の駒。品質を落とすわけにはいかなかったのだろう。
侍女たちも淡々とやるべきことはやってくれた。
侯爵令嬢として敬うことはなかったけれど。
私はそれでよかった。
もともと諦めが早い性格を持って生まれたのかもしれない。
両親が冷たかろうが侍女たちが義務的だろうが「そんなもんかな」と思っていた。
そうすることで自分を守っていた。
愛情を向けられない環境が当たり前だったから、デルバートの暴露話にも「またか」程度の感想だったのだ。



