仏の顔も三度までですわ!愛人と夫のツケ、すべて返していただきます

話はミラーネ出産にさかのぼる。
シェリーナは男児出産にこだわり、ミラーネが生まれると落胆し、最初から育児を放棄していたというのだ。
抱っこもほとんどせず、授乳やオムツ替え、沐浴はすべて侍女たちにやらせていた。
デルバートが来るときだけやっているふりをし、育児疲れをアピール。
それでもよく泣くミラーネに耐えられず、生後2ヶ月で私に預けたのだ。
当時のことは今でもよく覚えてる。
育児疲れでノイローゼ直前と聞いていたのに、肌艶が良いシェリーナに違和感を覚えたのよね…。
それもそのはず、シェリーナは育児をほとんどせず、十分に睡眠をとり、優雅に暮らしていたのだから。

私がミラーネを預かったあと、シェリーナはしばらくの間ヘトヘトな私を陰ながら見てはご満悦だったらしい。
ところが、ミラーネが公爵邸でアイドルになると、とたんに不満を表した。
私とミラーネが人々に囲まれるのが嫌で、それをなんとか阻止したいと思ったシェリーナは、第二子妊娠のために躍起になっていたとのこと。
シェリーナが妊娠すれば、私は別邸に引きこもるしかないのだから。

ところが、第二子も女の子で、シェリーナは出産後に怒り狂ったらしい。
リフィールを見て「女なんていらない」と、抱っこさえ嫌がっていたそうだ。
そこで、シェリーナは理由をつけて産後すぐにリフィールを遠ざけた。