仏の顔も三度までですわ!愛人と夫のツケ、すべて返していただきます

「よいしょっと」

ランドリックを抱き上げる。

「あ…!」

思わず声を上げるランドリック。でも抵抗はされなかった。

「ランドリック、大好きだよ」

そのままキュッと抱きしめる。

「…ほんとう…?」

少し間をおいて、ランドリックが不安そうに聞いてきた。

「当たり前でしょう?私の宝物だもの」

抱っこの姿勢を変えて、目を合わせて笑顔で伝える。
ランドリックはやっぱりとても不安そうだ。
こんな表情が本当に増えた。

「最近あまり元気がないから心配だよ。もしかして、お勉強大変?」

首を振るランドリック。

「悲しいことあった?」

黙り込むランドリック。

「ランドリックのためなら、なんでもしてあげたいな」

ミラーネとリフィールは、遠くから私とランドリックを見守っているようだ。

「なにもできないなら、こうやって傍にいてあげたい」

「うそ…だよね…?」

「嘘じゃないよ。本当は毎日一緒に過ごしたいもん」

「うそだよ」

私の言葉を少し強い声で否定するランドリック。
やっぱりおかしい。

「どうして嘘だと思うの?」

「だって…」

ランドリックは言いよどんだ。私は黙って続きを待つ。

「だって…おかあさまは僕がキライだってシェリーナが言うんだ」

…………は……?
思いもよらない発言に、一瞬思考が止まる私。

「私が…ランドリックを嫌い…?」

頷くランドリック。

「シェリーナがそう言ったの?」

頷くランドリック。
ありえない!!!!!
そう叫びそうになるのをギリギリ堪えた。