「あなた…どうして座っているのかしら?」
冷たい視線をシェリーナに向けるキサラ。
シェリーナは慌てて立ち上がった。
日頃はのんびりのほほんとした雰囲気のキサラだけど、ここぞというときの貫禄はさすが公爵夫人って感じ!
「その前に、アリステラを呼び出した用件を先に説明していただこうかしら」
にっこり笑顔でデルバートを促すキサラ。
「アリステラが勝手にランドリックの乳母と教育役を手配した件についてだ…」
デルバートは気まずそうに説明を始めた。
私1人で来ていたら「勝手なことをするな!」といきなり罵声を浴びせられたんだろうなぁ。こわ。
「それでしたら、私が説明したほうが話は早いでしょう。
だって、私があなたと同じ環境でランドリックを育てたいと思ったのですから。
公爵家の跡取りになるランドリックには、やはり最高の環境を与えたいのです」
「ランドリックは私とシェリーナの息子。いくら母上でも口出し無用です」
「私もそのつもりだったんですけどね…」
そう言って、キサラはシェリーナを見た。
「シェリーナがランドリックを大切に想う気持ちを理解したくて、今まで何も言ってこなかったんだけど、孫の顔を自由に見られないなんてあんまりじゃない?」
「そ…それは…」
言い淀むシェリーナ。
「それに、赤ちゃんはたくさんの人と接して感情を育むものよ。
教育も大事だけど、部屋に閉じこもって全然外に出てこないことも心配だったの。
公爵家の大切な跡取りですもの。たくさんの人に愛される存在になってほしいわ」
再びニッコリと笑うキサラ。
「シェリーナにはシェリーナの考えがあります」
デルバートは立ち上がり、シェリーナを守るように寄り添った。
冷たい視線をシェリーナに向けるキサラ。
シェリーナは慌てて立ち上がった。
日頃はのんびりのほほんとした雰囲気のキサラだけど、ここぞというときの貫禄はさすが公爵夫人って感じ!
「その前に、アリステラを呼び出した用件を先に説明していただこうかしら」
にっこり笑顔でデルバートを促すキサラ。
「アリステラが勝手にランドリックの乳母と教育役を手配した件についてだ…」
デルバートは気まずそうに説明を始めた。
私1人で来ていたら「勝手なことをするな!」といきなり罵声を浴びせられたんだろうなぁ。こわ。
「それでしたら、私が説明したほうが話は早いでしょう。
だって、私があなたと同じ環境でランドリックを育てたいと思ったのですから。
公爵家の跡取りになるランドリックには、やはり最高の環境を与えたいのです」
「ランドリックは私とシェリーナの息子。いくら母上でも口出し無用です」
「私もそのつもりだったんですけどね…」
そう言って、キサラはシェリーナを見た。
「シェリーナがランドリックを大切に想う気持ちを理解したくて、今まで何も言ってこなかったんだけど、孫の顔を自由に見られないなんてあんまりじゃない?」
「そ…それは…」
言い淀むシェリーナ。
「それに、赤ちゃんはたくさんの人と接して感情を育むものよ。
教育も大事だけど、部屋に閉じこもって全然外に出てこないことも心配だったの。
公爵家の大切な跡取りですもの。たくさんの人に愛される存在になってほしいわ」
再びニッコリと笑うキサラ。
「シェリーナにはシェリーナの考えがあります」
デルバートは立ち上がり、シェリーナを守るように寄り添った。



