仏の顔も三度までですわ!愛人と夫のツケ、すべて返していただきます

「今までと流れは同じだ。
1週間後にランドリックの誕生パーティーが行われるが、お前は参加不要。
1ヶ月後に行われるパーティーには参加しろ。
このパーティーにはミラーネとリフィールも参加する。その後は屋敷の生活に戻る。
詳しくはギルに説明させる。話は以上だ」

「君」から「お前」になってる。
この人は貴族としての品位も私の前では捨てるのか。
心底軽蔑する。

「承知しました」

本音を隠して、私は深々とお辞儀をしてから次の言葉を待ったんだけど…。

「なにを突っ立っている?もうお前に用はない」

「えっ…」

意外な発言に絶句した。
ランドリックはどうするんだろう?

「以上だと言ったはずだ」

「それでは…失礼いたします…」

今までとは違う展開に混乱しながら、私は退室しようとしたら…。

「全く無礼な女だ。シェリーナに祝福の言葉もないのか」

デルバートの嫌味が飛んできた。

「シェリーナ様、ご出産おめでとうございます」

私は向き直り、シェリーナに祝福を伝えてお辞儀をした。

「それだけ?」

何か癇に障ったようで、シェリーナはランドリックを抱っこしながら立ち上がると、私に迫ってきた。
ランドリックはデルバート譲りのきれいな金髪と青い瞳の持ち主だった。

「私はアーデン家の跡取りを生んだのよ。あなたの代わりにね。
祝福だけじゃなくて、感謝の言葉も伝えるのが当然ではなくて?」

ああ…そういうこと…。