仏の顔も三度までですわ!愛人と夫のツケ、すべて返していただきます

「アリステラ様、デルバート様がいらっしゃっていますので、お目覚め頂けますか…?」

次の日の早朝、私はロフィに起こされた。
とても申し訳なさそうなロフィ。彼女はなにも悪くない。

「…わかったわ。ガウン持ってきてくれる?」

寝起きでボーっとする頭を振りながらユミナにお願いすると、すぐに用意してくれた。

「お待たせいたしました」

寝室を出ると、デルバートがソファにふんぞり返っていた。
ロフィが入れたのであろう紅茶がテーブルに置かれている。

「シェリーナを苦しめて楽しいか?お腹の子になにかあったらどうするつもりだ」

デルバートは座ったまま私を睨みつけて言い放った。
ああ…やっぱりこういう流れか…。
一時期デルバートが思慮深くなったと思ったけど、結局シェリーナを妄信しているのね。

「私にシェリーナ様を苦しめる意図はありません。
しかしながら、私の存在そのものがシェリーナ様を苦しめてしまいます」

私は昨夜考えた作戦を実行することにした。

「自分の悪行を認めるんだな!」

デルバートが立ち上がる。
こ…こわぁ…でも負けない!

「悪行?私は何もしていません。
でも、私がこの世に存在する限り、シェリーナ様は苦しみ続けるでしょう」

「意味のわからない言い訳をするな!」

「デルバート様、本当にわかってらっしゃらないのですか?」

「なにぃ!?」