仏の顔も三度までですわ!愛人と夫のツケ、すべて返していただきます

「アリステラ様、お休みのところ大変申し訳ございません…」

次の日の早朝、私はユミナに起こされた。

「んー…朝?」

昨夜はミラーネがよく泣いたから、かなりの寝不足。
交替で抱っこしてくれたユミナだって眠いに決まってるのに、彼女は焦った表情をしていた。

「デルバート様がいらっしゃっています」

「………そう…」

やっぱり来たか。
シェリーナが告げ口して、私に文句を言いにきたんだろう。
実は昨夜のうちに来ると構えていたんだけど、仕事が遅かったのか、朝来たのね。
どっちにしても迷惑だけど。

「ミラーネお願いできる?」

「承知いたしました」

スヤスヤと眠っているミラーネをユミナに任せて、私はガウンを羽織りベッドルームを出た。
デルバートはソファに座っている。
はぁ…また激高されるのかなぁ…。

「お待たせいたしました。こんな姿で申し訳ございません」

「いや、早朝からすまない。この後すぐに出なければならない仕事があり、今しか時間がとれなかった」

……………は?
え…?いま、デルバートは「すまない」って言った?

「聞きたいことがある。昨夜、君がシェリーナをこの部屋の呼びつけたというのは本当か?」

え……?
デルバートがシェリーナの言葉を丸のみしないで、私に真実を確認してる…?

「いえ…。シェリーナ様が唐突にいらっしゃいました…」

「そうか…」

ため息をつくデルバート。
私の言葉を信じた…とか…?