仏の顔も三度までですわ!愛人と夫のツケ、すべて返していただきます

「ミラーネと庭園に出るのはアピールで、どうせ自分で育児なんてしていないんでしょ?」

シェリーナのヒステリーな姿は、少し常軌を逸しているように見えた。
ミラーネの泣き声がまた大きくなる。

「少し落ち着いてください」

「私に命令しないで!」

「もしかして、ずっとミラーネに会いたいのに我慢していたんですか?」

ミラーネは表向きは私とデルバートの娘なのだから、シェリーナに面会制限をしていても不思議はないと思った。

「は?あなたこそ何を言っているの?そんなわけないじゃない」

「え…?」

「ミラーネの泣き声から解放されてせいせいしているのよ!
今は毎晩のようにデルバートに愛されて、本当に満足しているわ。
ただ、私のミラーネを利用しているあなたが許せなくて忠告しにきただけ!」

ギャンギャン泣き続けるミラーネ。

「早く泣き止ませなさいよっ!その泣き声を聞くとイライラするのよ!」

「だったら声を小さくしてください」

「うるさいわね!」

ああもう、なんなんだこの人…。
私はミラーネをあやし続けた。

「ほら、普段育児していないから、ミラーネを泣き止ませることもできないんでしょ?」

シェリーナは勝ち誇った表情だ。

「貸しなさいよ!私が黙らせるから」

シェリーナが近づくと、ミラーネは私にしがみついてさらに大きく泣いた。
明らかに怖がってる…。