仏の顔も三度までですわ!愛人と夫のツケ、すべて返していただきます

生後半年を過ぎたころ、ついにミラーネはハイハイするようになった。
自力移動ができるようになったミラーネから益々目が離せないようになり、仕事に支障が出るかと思ったんだけど…。
可愛いミラーネは今や屋敷内のアイドルで、キサラを中心に、使用人たちが代わる代わる協力してくれるので、仕事も育児もなんとかこなしている。

忙しい1日を終え、ミラーネと自室のソファでくつろいでいたある日のことだった。

ドンドンッ!ガチャ!

「ずいぶんといい御身分ですね!私のミラーネのお陰で!」

乱暴に扉がノックされたかと思ったら、無作法に開けられた。
ズカズカと寝室に入ってきたのはシェリーナだ。
約5か月ぶりに現れたシェリーナに、私は驚いてポカンとしてしまう。
突然大きな物音と大声がして驚いたのか、ミラーネが泣き始めた。
慌てて抱っこする私。部屋にいたユミナは私とミラーネに駆け寄った。

「なんですか…いきなり…」

ミラーネをあやしながら立ち上がる。
私に抱っこされたミラーネは、少し安心したのか泣き声が小さくなった。

「私のミラーネを利用して周囲の人気取りをしているようですけど、あなた何様なんですか!?私の娘を利用しないでください!」

はぁ!?
久しぶりに登場したと思ったら、何を言い出すんだこの人は。