「どうか私などにお気を遣わず、デルバート様は今までどおりシェリーナ様を大切になさってください」
そもそも、デルバートと一緒に旅行なんて、子どもたちが喜ぶはずがないでしょ。
委縮して楽しい旅が台無しになっちゃうよ。
「俺はもうシェリーナに未練はない!君を大切にする!!!」
だから無理だって。
「どうか無理なさらないで。私たちはこれからも仮面夫婦でいきましょう。
ご心配は無用です。私は公爵夫人としての役割をきちんと果たしますから。
あなたも公爵家当主になるべく、今後もご尽力くださいませ」
本当はニッコリ笑って言ってやりたかったけど、笑顔を作るのは無理だった。
私に拒否されたデルバートの表情がたちまち険しくなる。
わかってるよ。私に愛情の欠片もないこと。
「とにかく、離婚話はなしということね」
重い沈黙を破ったのはキサラだ。
「お互い、冷静に今後の話をするのは今は難しいでしょう。今夜はこれでおしまいにしましょう。
アリステラは内密に手当てが必要ね。これから手配するわ。そのあとはゆっくり休まないとね。
デルバート、あなたも部屋に戻りなさい。明日の予定も詰まっているはずよ。ベアルには私からうまく伝えておきましょう。
1週間後にはミラーネの誕生日パーティーも予定されているし、忙しくなるのですから、ゆっくり休んで1つずつ問題を解決していきましょう」
テキパキと指示を出してくれた。さすがお母さま!
デルバートは渋々頷き、のろのろと部屋を出て行った。
ふぅ…やっと視界から消えてくれて良かった…。
その後、キサラが呼んでくれた医師に頬の手当てを受け、私は部屋に戻り眠りについた。
そもそも、デルバートと一緒に旅行なんて、子どもたちが喜ぶはずがないでしょ。
委縮して楽しい旅が台無しになっちゃうよ。
「俺はもうシェリーナに未練はない!君を大切にする!!!」
だから無理だって。
「どうか無理なさらないで。私たちはこれからも仮面夫婦でいきましょう。
ご心配は無用です。私は公爵夫人としての役割をきちんと果たしますから。
あなたも公爵家当主になるべく、今後もご尽力くださいませ」
本当はニッコリ笑って言ってやりたかったけど、笑顔を作るのは無理だった。
私に拒否されたデルバートの表情がたちまち険しくなる。
わかってるよ。私に愛情の欠片もないこと。
「とにかく、離婚話はなしということね」
重い沈黙を破ったのはキサラだ。
「お互い、冷静に今後の話をするのは今は難しいでしょう。今夜はこれでおしまいにしましょう。
アリステラは内密に手当てが必要ね。これから手配するわ。そのあとはゆっくり休まないとね。
デルバート、あなたも部屋に戻りなさい。明日の予定も詰まっているはずよ。ベアルには私からうまく伝えておきましょう。
1週間後にはミラーネの誕生日パーティーも予定されているし、忙しくなるのですから、ゆっくり休んで1つずつ問題を解決していきましょう」
テキパキと指示を出してくれた。さすがお母さま!
デルバートは渋々頷き、のろのろと部屋を出て行った。
ふぅ…やっと視界から消えてくれて良かった…。
その後、キサラが呼んでくれた医師に頬の手当てを受け、私は部屋に戻り眠りについた。



