仏の顔も三度までですわ!愛人と夫のツケ、すべて返していただきます

「あるいは、事業の権限をオレに渡すのもいいだろう。
今後、どんどん事業拡大していくには、君では力不足だ。私が代わってやってもいい。秘書を長らく続けていたシェリーナの方が、うまくやってくれるだろう」

「はっ」

ダメだ!我慢できない!

「お断りいたします」

「なに?」

うわ、超不機嫌になった。
凄めば私が言うこと聞くとでも思ってるんだろうか。
ああ、本当に無理。

「この事業は私とその仲間たちが努力を積み重ねて成功させたものです。
渡せるはずがないでしょう」

「おまえは…シェリーナに悪いと思わないのか!!!大切な我が子を奪っておきながら、その言いぐさはなんだ!!!」

怒声かよ。ふざけんな。
恐怖より怒りが勝る。
でも、冷静さを失ってはダメだぞ私!

「奪う?私はランドリックを教育虐待から守っただけですわ。
それに、ミラーネとリフィールはシェリーナ自ら私に押しつけてきましたよね?
そのような親に、なぜランドリックを預け続けようと思えますか?ありえないでしょ」

「貴様っ!」

「殴るならどうぞ!!!」

手を振り上げたデルバートに向かい、私は叫ぶように宣言した。
さすがに動きを止めるデルバート。

「それで気が済むならお好きになさいませ。なにがあっても私がシェリーナにお金を工面することはございませんけれども」

バシィィイィンッ!!!

「っ!」

無言で突っ伏す私。
こいつマジで殴りやがったな!絶対に許さない!!!