「あった!!」
三個のシューティングスターを見つけたリリナはサクヤの元まで走ります。
(はやくサクヤに見せないと……!)
ルビーがたくさんきらめいているこの場所はキラキラでかわいくて、リリナは楽しくてしかたありません。
ルビーのなる木をぬけて、リリナはサクヤのいる場所までつきました。
しかし……サクヤを見つけたリリナはおどろきます。
サクヤは木になっているルビーを風の魔法であつめて、その中からシューティングスターを探していました。
しかもサクヤの手には五個のシューティングスターがにぎられているように見えます。
(うそっ! サクヤはもう五個もシューティングスターを見つけているの……!?)
リリナの手の中にはシューティングスターが三個。
このままではサクヤに勝つことはできません。
「どうしよう……」
不安がこぼれおちてしまったリリナの元に一匹のリスが近づいてきます。
その子は先ほどリリナにルビーの髪かざりをつけてくれたリスでした。
「リリナはレッドストーンなんでしょ? ルビーみたいにキラキラかがやいている魔法使い」
(私が、ルビーみたいにキラキラかがやいている魔法使い……)
「きっとリリナならシューティングスターを見つけられると思うよ」
リリナはリスがくれた髪かざりのルビーをギュッとにぎって勇気を出します。
(あきらめたくないっ!)
その瞬間……
リリナのにぎっていたルビーがピカーっと光りはじめました。
先ほどまで赤色だったはずのルビーが、いつの間にか黄色に変わっています。
「色が変わった……!?」
なんと髪かざりのルビーはシューティングスターだったのです。
リスがリリナの手にのって、うれしそうにクスッと笑いました。
「一つ見つかったね!」
「このルビーがシューティングスターだって知っていたの……?」
「知らないよ。でも、リリナにはこのルビーが一番似合うなって思ったのっ!」
リリナは足に力をこめて、いきおいよく立ち上がりました。
(まだシューティングスターの数はサクヤの方が多い……けどっ、あきらめない!)
リリナは魔法の杖をふります。
目をギュッとつぶって、ねがいをこめて、魔法の杖をふりました。
「シューティングスターを集めたいのっ!」
すると、今まで木になっていたルビーがふわっと宙にうき上がりました。
その光景はまるでルビーの雨がふっているようです。
「わぁ……! きれい!」
ここであきらめるわけにはいきません。
リリナは魔法の杖をもう一振りしました。
「シューティングスターの色を黄色に変えてっ!」
キラン!
いつの間にか真っ赤なルビーの中にいくつか黄色の宝石がまじっています。
リリナが黄色に変わった宝石を集めていると、サクヤがリリナに声をかけました。
「ぼくの負けだね」
サクヤはリリナの魔法で出来たルビーの雨を見つめています。
リリナはシューティングスターをギュッと大切ににぎりしめました。
(私、勝ったんだ……)
リリナはうれしくて、ついぴょんととびはねてしまいます。
そんなリリナを見て、サクヤはくやしそうです。
「ルビーの森では負けたけれど、ぼくはまだジュエリーライトをあきらめたわけじゃないから。これからもっと沢山シューティングスターを見つけてくるから覚悟してるんだよっ!」
サクヤはそういって、ほうきで別の場所に向かってしまいます。
リリナもここで止まっていられません。
「ミミ! 私たちも次の場所に向かおう!」
「うん!」
ミミと一緒にほうきに乗ったリリナは、先ほどのリスにお別れを言いにいきます。
「またルビーの森に遊びにくるからね!」
「次に会うときは、リリナがジュエリーライトになってからだからね!」
その言葉にリリナが大きな声でこう言いました。
「当たり前でしょ!」
三個のシューティングスターを見つけたリリナはサクヤの元まで走ります。
(はやくサクヤに見せないと……!)
ルビーがたくさんきらめいているこの場所はキラキラでかわいくて、リリナは楽しくてしかたありません。
ルビーのなる木をぬけて、リリナはサクヤのいる場所までつきました。
しかし……サクヤを見つけたリリナはおどろきます。
サクヤは木になっているルビーを風の魔法であつめて、その中からシューティングスターを探していました。
しかもサクヤの手には五個のシューティングスターがにぎられているように見えます。
(うそっ! サクヤはもう五個もシューティングスターを見つけているの……!?)
リリナの手の中にはシューティングスターが三個。
このままではサクヤに勝つことはできません。
「どうしよう……」
不安がこぼれおちてしまったリリナの元に一匹のリスが近づいてきます。
その子は先ほどリリナにルビーの髪かざりをつけてくれたリスでした。
「リリナはレッドストーンなんでしょ? ルビーみたいにキラキラかがやいている魔法使い」
(私が、ルビーみたいにキラキラかがやいている魔法使い……)
「きっとリリナならシューティングスターを見つけられると思うよ」
リリナはリスがくれた髪かざりのルビーをギュッとにぎって勇気を出します。
(あきらめたくないっ!)
その瞬間……
リリナのにぎっていたルビーがピカーっと光りはじめました。
先ほどまで赤色だったはずのルビーが、いつの間にか黄色に変わっています。
「色が変わった……!?」
なんと髪かざりのルビーはシューティングスターだったのです。
リスがリリナの手にのって、うれしそうにクスッと笑いました。
「一つ見つかったね!」
「このルビーがシューティングスターだって知っていたの……?」
「知らないよ。でも、リリナにはこのルビーが一番似合うなって思ったのっ!」
リリナは足に力をこめて、いきおいよく立ち上がりました。
(まだシューティングスターの数はサクヤの方が多い……けどっ、あきらめない!)
リリナは魔法の杖をふります。
目をギュッとつぶって、ねがいをこめて、魔法の杖をふりました。
「シューティングスターを集めたいのっ!」
すると、今まで木になっていたルビーがふわっと宙にうき上がりました。
その光景はまるでルビーの雨がふっているようです。
「わぁ……! きれい!」
ここであきらめるわけにはいきません。
リリナは魔法の杖をもう一振りしました。
「シューティングスターの色を黄色に変えてっ!」
キラン!
いつの間にか真っ赤なルビーの中にいくつか黄色の宝石がまじっています。
リリナが黄色に変わった宝石を集めていると、サクヤがリリナに声をかけました。
「ぼくの負けだね」
サクヤはリリナの魔法で出来たルビーの雨を見つめています。
リリナはシューティングスターをギュッと大切ににぎりしめました。
(私、勝ったんだ……)
リリナはうれしくて、ついぴょんととびはねてしまいます。
そんなリリナを見て、サクヤはくやしそうです。
「ルビーの森では負けたけれど、ぼくはまだジュエリーライトをあきらめたわけじゃないから。これからもっと沢山シューティングスターを見つけてくるから覚悟してるんだよっ!」
サクヤはそういって、ほうきで別の場所に向かってしまいます。
リリナもここで止まっていられません。
「ミミ! 私たちも次の場所に向かおう!」
「うん!」
ミミと一緒にほうきに乗ったリリナは、先ほどのリスにお別れを言いにいきます。
「またルビーの森に遊びにくるからね!」
「次に会うときは、リリナがジュエリーライトになってからだからね!」
その言葉にリリナが大きな声でこう言いました。
「当たり前でしょ!」



