ニコーッと笑う父に顔を向けられ、よし、とドレスのすそをにぎりながら覚悟を決める。
悪女の汚名を着せられて、悪魔に転生させられたからと言って泣き寝入りはしない。
立派な悪魔になって見返してやるわ!
「シーラ、はい、あーん」
メラメラと燃える決意に水を差すように、また口の前に差し出されたパスタを、あたしは死んだ魚の目で「あ」と食べた。
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昼食を終えたあと、あたしはさっそくエヴァンにだっこされて、人間が住む街へ向かうことになった。
いわく、人間のタマシイが一番おいしいらしい。
異世界だし、馬車にでも乗っていくのかと思ったら、エヴァンが乗ったのは空にただよう くも。



