そんな夢ならもう一度会いたい

ビリビリっと勢いよく袋を開けてパクッとかぶりつく。私の隣で、フェンスを背もたれにして。

「……。」

暑いもんね、結構動いたし今アイス欲してるのは確か。

ビッと袋を開けてアイスを取り出した。水色のつやつやのボディーがキレイで、それを見たらパクッと思いっきりかぶりつきたくなって。

おいしい~!身に沁みる~!!
ガリガリ君ってこんなおいしかったっけ!?
いつもよりおいしい気がする!やっぱ汗かいた後だからかな!?

「あ、高須!ここで食べたのは秘密ね、さすがに立ち入り禁止の屋上でアイスはまずい」

「明日絶対言います」

「高須!?俺をクビにしたいのか…!?」

表情をコロコロと変えて、私とは大違いで。

大きな口でアイスを食べるとか、とてもじゃないけど先生には見えなくて。

「先生って言ったくせにこんなことするんですね、“先生”がいいんですかこんなことして」

「んー、先生だからじゃん?」

あっという間にに食べ終わったアイスの棒を空の袋に入れた。

「俺は高須に正しいことを教えたいわけじゃないから」

「…。」

「高須が学校で笑っててくれたらいいなって、それだけだよ」

こんなこと、真面目な顔して言う先生は他にいない。
先生だったらもっと他に言うことあるんじゃないのって思うけど。