そんな夢ならもう一度会いたい

何を言ってもイラつかせてくるんだけど…

やっぱ屋上の掃除なんて引き受けるんじゃなかった。家に帰るよりマシだと思ったのに、どっちも変わらなかった。

「高須!」

こいつと一緒にいるよりはよかったかもしれない。

「何でも出来る高校生なんだからもっと楽しめ!」

こんなめちゃくちゃなことを言ってくる教師よりは。

「俺も超楽しんでる!」

「…先生今いくつでしたっけ?」

「27!でも気持ちは17歳!」

ニカッと大きな口を開けて笑う、何がそんなに楽しいのかわかんない。

よく笑えるよ、そんなんで。

「だって俺17歳の記憶ないもん」

なんで笑ってるの?

全然笑うとこじゃないでしょ?

「きっと先生が17歳の時もそんなんだったと思いますよ」

事故に遭おうが遭わまいが、そうだったんじゃないの?

だからちょっと嫌味っぽく返してしまった。


だって私は門倉先生が苦手だから。
バカみたいに笑って、楽しくもないのに笑って…


どーせへらへらしてて事故に遭ったんじゃないの?
想像出来るよ、そんな姿が。