そんな夢ならもう一度会いたい

先生にすがりつく、謝っても謝り切れない。

謝って済むようなことじゃない。


私が泣いていいことでもないのに…!


「高須…」

「先生っ、ごめんなさ…っ」

「高須がなんでそんなこと言い出したかわかんないけど、俺は今の人生好きだからいいんだよ」

すがりついた私の手にそっと触れて、ゆっくり離した。

私の目を見て、うんっと頷いて。


実咲とは違う瞳をしてる、同じ人なのに違って見える。


「俺ね、高須にはあんなこと言ったけど…死にたいと思ってたぽいんだよね」

「…!」

「って、携帯のメモに残っててさ…だから死のうとしてたのかもしれないし」

「違う!それは違うっ、そんなこと…っ」

「落ち着いて高須!」

実咲は死ぬのやめるって言ってた、やめるって言ってた!

そんなこと思って階段から落ちたんじゃないから…!!

「それはいいんだよ、もういいんだ」

「でもっ」

「あ、勘違いしないで?どーでもいいって言ってるんじゃないから」

少しかがんで私を目を合わせる。柔らかい表情で笑う門倉先生はどこか懐かしくて、心臓がキュッと音を出す。

「俺生きてるし!」

ニカッて大きな口を開けて笑う、それは私の知ってる門倉先生だった。