そんな夢ならもう一度会いたい

魚捕まえてた。何の魚かわかんないけど、10センチの魚を両手で掴んでた。

意外とアクティブなんだ門倉…

「あっ」

「あぁっ」

「…っ」

「門倉っ」


―びっしゃぁぁぁ 


そんでもって思いっきりすっ転んだ。

「何してんのっ、大丈夫!?」

「……。」

「門倉…」

びっちゃびちゃの姿でのそのそと水の中から立ち上がった。膝下ぐらいの水位だったからね、そんな深かったわけじゃないけど思いっきりやっちゃったから…

「ふっ」

あ、やばい。声が漏れちゃった。

でもこれはだって…

「ふふっ」

「……。」

「あははははっ」

「…おい」


あーーーっ 

やば!


今の何!?


笑いが止まらないんだけどっ


「ははっ、ふふっ、あはははっ」

「笑いすぎだろ」

だってだって…


あんなドヤァって顔した門倉笑う!

魚捕まえて自信満々にドヤァって!!


どんだけ嬉しかったの、その魚!


あまりに見たことのない門倉だったから…


両手で水をすくうようにして門倉めがけて水しぶきを飛ばした。

「お前っ、何すんだよ!?」

門倉にかかるように、すでにびっちゃびちゃの門倉だったけど。

「なんかイラッとした」

「笑ってたじゃねーか!」

「ドヤ顔なんかむかついた」

「ふざけんなよっ」

「あっ、何する…っ」