他に言うことなかったのか、って言われればなかった。
今の門倉を止められるような言葉、私は持ってない。そもそも門倉先生にだってそんな言葉言えない。
「ソーダでいい?やっぱガリガリ君はソーダだから!」
「…ガリガリ君?ってなんだ?」
「え、知らないの!?」
学校を抜け出して近く…のコンビニはまだないから、門倉の家の近所のコンビニへ。
500円あるから買える!ガリガリ君なら買える…!!
門倉の家をちょっと通り過ぎた河川敷で座って食べることにした。
たぶんここも7月、だけどあっちの世界より全然涼しい気がする。それだけでちょっと居心地がいい。
「あたりが出たら教えてよね」
「あたり…?」
「ガリガリ君にはあたりがあるの!」
「…?」
「うん、まぁいいいよ食べて」
まじまじとアイスを見てる。本当に知らないんだ、こんなに有名なアイスなのに。
記憶を失ってから覚えたってこと?
ゆっくり門倉がアイスをパクッとかじった。
「うまい」
聞こえるか聞こえないかの声で。
「…そりゃよかった」
ビリっと袋を開けて私もアイスを取り出した。
うん、ガリガリ君は変わってない。パクッと大きくひとくち…
「初めて食った…」
…そんなしんみり言われると、そこまでおいしいものでもないし。いや、おいしいけどそんなあれじゃないっていうか…
本当こっちの門倉扱いにくくない?
いーけどさ、おいしかったなら。
「お前名前は?」
「え、今更!?」
「知らん奴だから」
「…。」
だからそんな奴よく家に泊めたよね?
もっと危機管理能力持ったら!?
私じゃなかったらどうかなってたかもしれないよ!
「高須天鞠」
「…寿司か」
「漢字が違うから!!」
で、聞いといてその態度かよやっぱり記憶あってもなくてもこいつは…っ
「天鞠」
本当にこいつは…
なんで急に笑うのよ。
かすかに微笑んだ門倉にどうして私が顔を赤くしなきゃいけないのよ。
「勝手に呼び捨てするな!」
「名前呼ぶのに許可がいるのか?」
い…らないけど、いる!!!
なんか、いるっ!!!
だって調子狂う!
「あ」
最後のひとくちを食べ終えた門倉が私に見せた。
「あたりって書いてある」
「嘘!!?すごっ」
「これ何?」
「もう1本もらえるんだよ!」
今の門倉を止められるような言葉、私は持ってない。そもそも門倉先生にだってそんな言葉言えない。
「ソーダでいい?やっぱガリガリ君はソーダだから!」
「…ガリガリ君?ってなんだ?」
「え、知らないの!?」
学校を抜け出して近く…のコンビニはまだないから、門倉の家の近所のコンビニへ。
500円あるから買える!ガリガリ君なら買える…!!
門倉の家をちょっと通り過ぎた河川敷で座って食べることにした。
たぶんここも7月、だけどあっちの世界より全然涼しい気がする。それだけでちょっと居心地がいい。
「あたりが出たら教えてよね」
「あたり…?」
「ガリガリ君にはあたりがあるの!」
「…?」
「うん、まぁいいいよ食べて」
まじまじとアイスを見てる。本当に知らないんだ、こんなに有名なアイスなのに。
記憶を失ってから覚えたってこと?
ゆっくり門倉がアイスをパクッとかじった。
「うまい」
聞こえるか聞こえないかの声で。
「…そりゃよかった」
ビリっと袋を開けて私もアイスを取り出した。
うん、ガリガリ君は変わってない。パクッと大きくひとくち…
「初めて食った…」
…そんなしんみり言われると、そこまでおいしいものでもないし。いや、おいしいけどそんなあれじゃないっていうか…
本当こっちの門倉扱いにくくない?
いーけどさ、おいしかったなら。
「お前名前は?」
「え、今更!?」
「知らん奴だから」
「…。」
だからそんな奴よく家に泊めたよね?
もっと危機管理能力持ったら!?
私じゃなかったらどうかなってたかもしれないよ!
「高須天鞠」
「…寿司か」
「漢字が違うから!!」
で、聞いといてその態度かよやっぱり記憶あってもなくてもこいつは…っ
「天鞠」
本当にこいつは…
なんで急に笑うのよ。
かすかに微笑んだ門倉にどうして私が顔を赤くしなきゃいけないのよ。
「勝手に呼び捨てするな!」
「名前呼ぶのに許可がいるのか?」
い…らないけど、いる!!!
なんか、いるっ!!!
だって調子狂う!
「あ」
最後のひとくちを食べ終えた門倉が私に見せた。
「あたりって書いてある」
「嘘!!?すごっ」
「これ何?」
「もう1本もらえるんだよ!」



