「おうちのひとによろしくね」
「うん」
プリンセスのドレスから、ここに来た時のお洋服に着替えたレナは、楽譜の橋のたもとでカノンたちにお別れすることにしました。
「わたくし、次に会う時までにレナから教えてもらったあの歌を覚えてみせるわ。そうすれば、はなれていてもレナと一緒にいられるような気がするもの」
「わ、わたしも! カノンが教えてくれたカデンツァ王国の歌を毎日歌うね」
「次に会った時には、お互いに聞かせあいっこしましょう」
「うん……、うん!」
レナもカノンも、これが最後のお別れではないと自分に言い聞かせます。
そして、レナはくるりとカノンに背を向けて橋を駆け上がりました。
タタタタッ……
アーチの途中まで上ったあたりでぴたりと立ち止まります。
そしてもう一度、カノンに大きく手を振りました。
「カノンー! また会おうねー!!」
「レナー! 元気でねー!」
カノンも大きく手を振ってくれています。その隣でトトがぴょんぴょん飛び跳ねているのがおかしくて、レナはふたりが見えなくなるまで何度も振り返りながら橋を上っていきました。
ル♪ ララ、ラララン……♪
とうとうカノンたちが見えなくなると、レナは前を向いて進んでいきます。口ずさむのは、カノンとの思い出の歌。
さみしい気持ちを吹き消すような歌声は、レナを見送るカノンたちにも届いているに違いありませんでした。
「うん」
プリンセスのドレスから、ここに来た時のお洋服に着替えたレナは、楽譜の橋のたもとでカノンたちにお別れすることにしました。
「わたくし、次に会う時までにレナから教えてもらったあの歌を覚えてみせるわ。そうすれば、はなれていてもレナと一緒にいられるような気がするもの」
「わ、わたしも! カノンが教えてくれたカデンツァ王国の歌を毎日歌うね」
「次に会った時には、お互いに聞かせあいっこしましょう」
「うん……、うん!」
レナもカノンも、これが最後のお別れではないと自分に言い聞かせます。
そして、レナはくるりとカノンに背を向けて橋を駆け上がりました。
タタタタッ……
アーチの途中まで上ったあたりでぴたりと立ち止まります。
そしてもう一度、カノンに大きく手を振りました。
「カノンー! また会おうねー!!」
「レナー! 元気でねー!」
カノンも大きく手を振ってくれています。その隣でトトがぴょんぴょん飛び跳ねているのがおかしくて、レナはふたりが見えなくなるまで何度も振り返りながら橋を上っていきました。
ル♪ ララ、ラララン……♪
とうとうカノンたちが見えなくなると、レナは前を向いて進んでいきます。口ずさむのは、カノンとの思い出の歌。
さみしい気持ちを吹き消すような歌声は、レナを見送るカノンたちにも届いているに違いありませんでした。


