眠りについたみおちゃんも、たまらなく可愛らしい。

なんで、どうしてこんなに可愛らしい君がおかしな俺と一緒にいてくれるのかわからないぐらい……。

いや……一緒にいてくれるっていうか、“そばにいさせてる”が正しいかもしれないけれど。




みおちゃんを吸って、頭を撫でて……幸せに浸るのもそろそろ終わりだ。



準備は整った。



この世で一番俺に優しくて、この世で一番俺に酷い人。







30分と23秒後、美緒は目を覚ました。



「おはよ、美緒」

「ぁ……おはよう……?」

「うん、おはよう。よく眠れた?」

「うん……」


まだ寝ぼけているのか、うとうとしながら一緒懸命目を開けようとしていて可愛い。



「じゃあ美緒に筆問です。君の彼氏は?」

「由良くんでしょ……?」

「うん、結婚するのも?」

「由良くん」