「みおちゃんなんか悲しそうだね

さらさらの金髪が、整った顔によく似合う。モテモテで、女の子からの告白も絶えないって噂なのに。


……さっさと彼女でも作って、私のところに来なくなればいいのに……。



「そうだ、みおちゃん。今日大切な話があるから、放課後教室に集合ね」

「……えっ……」

「来ないとか、ありえないから」


それだけ言って由良くんは、どこか行ってしまった。


なぁに、大切な話って……こわいっ……。