気付いたら、真っ白くて薄いシーツの上にいて、点滴が二つぶら下がっていた。
すっかり冴えた頭の中で熱中症だったか、と思い当たり自分の自己管理能力の低さに、流石にへこむ。
そして、今…ベットの隣で俺の手を握りしめまま、すぅすぅと、休んでいる彼女の目元が赤くなっていることに、ズキンと胸が痛んだ。
俺は点滴のない方の手で、彼女の髪を梳き小さい声で、「ごめんな…」と呟く。
まだ、一ヶ月くらいしか経っていない、愛しい彼女をこんなにも泣かせてしまったことが不甲斐ない。
「ん…。」
「…由希」
穏やかに名前を呼べば、休んでいた彼女はゆっくりと瞳を開き、少しだけぼぉーっと俺の顔を見つめてくる。
それから、我に返ったように俺の顔を見て、泣きそうな顔をしてから…。
「大智くんっ!」
と言って、俺の腕の中に飛び込んで来る。
「おっと…!」
一応体幹はあるから、そのままベットに沈み込むだけで、彼女をきちんと抱き留めることができた。
でも、なんていうか…。
ちまっこい!
やわっこい!
んでまた……なんかすんごいいい匂いするっ!!
そんな、いらぬ感想を抱いてぐるぐるしていると、またぽろぽろと涙を落として、
「うー…。大智くん〜…」
「ごめんな、心配掛けて。ごめん」
ぎゅうっと抱き締めて、彼女の温もりを自分に分けてもらった。
少し休むようにと、そのまま半日を病院で過ごして、取り敢えず心配掛けてくれたチームメイトに、一言声を掛けに行こうとすると、腕に彼女の腕が巻き付く。
「え…っと…由希、?」
顔を覗き込んで見ると、ぷくっと頬を膨らまして彼女が不機嫌そうに、こう告げる。
「大智くんは、もう少し自分を大切にして?じゃないと…私、怒るよ?」
とは言え、彼女の表情は可愛い以外の何者でもなくて。
「由希、かわい」
「っ!そんなので誤魔化せられないもん」
「ほんと、すき。大好きだよ、由希。全部引っくるめて、すき」
「ばか。大智くんのばかばか」
未だ、ご機嫌斜めな彼女の体を抱き寄せて、ベットの上に乗せる。
そして、こつん、とおでこをくっつけて彼女の揺れる瞳を見つめた。
「由希。好きだよ」
囁くようにして、気持ちを伝えると彼女はふるり、と体を縮こませた。
「大智くん、私怒ってるんだってば」
「ん、ごめん」
そう言いながら、おでこと頬にちゅ、ちゅ、とキスを落とす。
「っ、だ、だからっ、怒ってるん、ん、ぁ」
彼女の横髪を耳に掛けた後、ほんのりと色付いている彼女の唇に、小さいリップ音を立ててキスをした。
「な、なん、」
「ん?俺の為に沢山心配してくれた、由希が可愛かったから?」
「…んもー!大智くんは、ホントに狡いっ!」
「ははっ!由希、顔真っ赤。かわいーな、ほんと。でも、そんな顔他のやつには見せないで。俺妬くから」
なんていう、ちょっと他人には聞かせられないような時間を過ごして、その日は終えた。
すっかり冴えた頭の中で熱中症だったか、と思い当たり自分の自己管理能力の低さに、流石にへこむ。
そして、今…ベットの隣で俺の手を握りしめまま、すぅすぅと、休んでいる彼女の目元が赤くなっていることに、ズキンと胸が痛んだ。
俺は点滴のない方の手で、彼女の髪を梳き小さい声で、「ごめんな…」と呟く。
まだ、一ヶ月くらいしか経っていない、愛しい彼女をこんなにも泣かせてしまったことが不甲斐ない。
「ん…。」
「…由希」
穏やかに名前を呼べば、休んでいた彼女はゆっくりと瞳を開き、少しだけぼぉーっと俺の顔を見つめてくる。
それから、我に返ったように俺の顔を見て、泣きそうな顔をしてから…。
「大智くんっ!」
と言って、俺の腕の中に飛び込んで来る。
「おっと…!」
一応体幹はあるから、そのままベットに沈み込むだけで、彼女をきちんと抱き留めることができた。
でも、なんていうか…。
ちまっこい!
やわっこい!
んでまた……なんかすんごいいい匂いするっ!!
そんな、いらぬ感想を抱いてぐるぐるしていると、またぽろぽろと涙を落として、
「うー…。大智くん〜…」
「ごめんな、心配掛けて。ごめん」
ぎゅうっと抱き締めて、彼女の温もりを自分に分けてもらった。
少し休むようにと、そのまま半日を病院で過ごして、取り敢えず心配掛けてくれたチームメイトに、一言声を掛けに行こうとすると、腕に彼女の腕が巻き付く。
「え…っと…由希、?」
顔を覗き込んで見ると、ぷくっと頬を膨らまして彼女が不機嫌そうに、こう告げる。
「大智くんは、もう少し自分を大切にして?じゃないと…私、怒るよ?」
とは言え、彼女の表情は可愛い以外の何者でもなくて。
「由希、かわい」
「っ!そんなので誤魔化せられないもん」
「ほんと、すき。大好きだよ、由希。全部引っくるめて、すき」
「ばか。大智くんのばかばか」
未だ、ご機嫌斜めな彼女の体を抱き寄せて、ベットの上に乗せる。
そして、こつん、とおでこをくっつけて彼女の揺れる瞳を見つめた。
「由希。好きだよ」
囁くようにして、気持ちを伝えると彼女はふるり、と体を縮こませた。
「大智くん、私怒ってるんだってば」
「ん、ごめん」
そう言いながら、おでこと頬にちゅ、ちゅ、とキスを落とす。
「っ、だ、だからっ、怒ってるん、ん、ぁ」
彼女の横髪を耳に掛けた後、ほんのりと色付いている彼女の唇に、小さいリップ音を立ててキスをした。
「な、なん、」
「ん?俺の為に沢山心配してくれた、由希が可愛かったから?」
「…んもー!大智くんは、ホントに狡いっ!」
「ははっ!由希、顔真っ赤。かわいーな、ほんと。でも、そんな顔他のやつには見せないで。俺妬くから」
なんていう、ちょっと他人には聞かせられないような時間を過ごして、その日は終えた。



