眠り姫が溺愛されちゃいました!?

もう、どう思われたっていい。私からさよならするのだから。

感情は、作っているだけ。本当は、何がどうなってもいいような、空っぽな人間なんだ。

だから、いつもは無表情。でも、心配かけるかなって普通の人は考えるでしょう?だから私は表情豊かなフリをする。

必死になって……。



「……どうしてだ」



……え。

ずっと黙っていた夜宮先輩が口を開いた。

夜宮先輩の目は、まるでかわいそうな動物を見ているようで、同情しているようにも見えた。



「もともと、暴走族とは関わる気はないので。私と関わった人たちはみんな不幸になるから……」



そこまで言って、私はスカートの裾をぎゅっと握りしめた。