「……はい」
柚姉はしぶしぶ納得してくれたみたいで、私に手を差し出した。
そして、私は手に精一杯力を込めた。
「もう、これくらいの怪我なら自分で何とか出きるわ」
「でも柚姉、痛がっていたでしょう?」
「……」
そこは否定できないみたいで、柚姉は下を向いて黙った。
本当に柚姉はおてんば娘なんだから……でも、私も人のことは言えないくらいおてんばって言われるんだよね。
「ねえ、結姫。約束だから、学校では力を使わないでよ?」
「……さすがに、私もその事くらい分かってるよ、柚姉」
実は、私には超能力がある。

