「しょうがないなぁ」
パッと智くんが傘を開いた。ボタンを押せばワンタッチで開く智くんの傘は大きくてしっかりしてる。
「入れてあげるよ」
あたしの方に傘を傾けて、ふふっと微笑んで。
不意に近付いた距離にドキッって胸が鳴る…
うわ、うわぁーっ
智くんが近い!触れちゃう!
やばいーっ
「真涼、もっとこっち来てくれないと濡れるから」
腕を引っ張られてとんっと智くんの肩にぶつかる、あっと思って顔を上げたから…
近付いたことのないこの距離にドキドキ心臓が加速する、傘の下で。
「前もこうして一緒に帰ったよね」
「え?」
「ほらあの時、真涼が傘をー…」
「あっ!!!」
思い出した傘!!!
そーいえばあたしまだ…っ
「真涼!?どうしたの、急に大きな声で」
「あ、ちょっと思い出して!ちょっと…っ」
忘れてた傘…
まだ三日月先輩に傘返してない!
今日も雨だよね、大丈夫だったかな三日月先輩…!?
パッと智くんが傘を開いた。ボタンを押せばワンタッチで開く智くんの傘は大きくてしっかりしてる。
「入れてあげるよ」
あたしの方に傘を傾けて、ふふっと微笑んで。
不意に近付いた距離にドキッって胸が鳴る…
うわ、うわぁーっ
智くんが近い!触れちゃう!
やばいーっ
「真涼、もっとこっち来てくれないと濡れるから」
腕を引っ張られてとんっと智くんの肩にぶつかる、あっと思って顔を上げたから…
近付いたことのないこの距離にドキドキ心臓が加速する、傘の下で。
「前もこうして一緒に帰ったよね」
「え?」
「ほらあの時、真涼が傘をー…」
「あっ!!!」
思い出した傘!!!
そーいえばあたしまだ…っ
「真涼!?どうしたの、急に大きな声で」
「あ、ちょっと思い出して!ちょっと…っ」
忘れてた傘…
まだ三日月先輩に傘返してない!
今日も雨だよね、大丈夫だったかな三日月先輩…!?



