手を伸ばした三日月先輩が奥の方から何年も経ってくすんでしまった白色のカセットテープを取り出した。ケースにしまって他のものより丁寧に保管してあったラベルシールには…
「“R.M”」
ってイニシャルが書いてあった。
「三日月怜士、か」
秒で誰のことか突き止めた三日月先輩がふぅっと息を吐いた。
「これまだ聞けんのかな」
「え~、どうだろ~~~?聞いたことないんだけど、てかこれどーやって聞くの?」
「そこのレコーダー使えねぇの?」
床に転がったテープレコーダーを指さした。
全然使えそうな風貌はしてない…けど!?
てゆーかどんどん話進んでるけど、それ理事長のなの!?
理事長が何かを記録したってこと?記録って何?
理事長の声が入ってるってこと…!?
「コンセント入れたよ、カセットテープってどこに入れたらいいのかなぁ~」
「ここだな、ここに差し込むように入れて閉じる」
「おぉーっ、せーくんさすが~!」
あとはボタンを押すだけでいいらしい。30年も前の聞けるかどうかわかんないけど、三日月先輩も燎くんも聞く気満々でテープレコーダーの前にしゃがみ込んだ。
聞いていいの?本当にいいの?
「じゃあ押すよ~!」
かなり勇気がいるんだけど…
「何をしているんだ?」
「「「!?」」」
「“R.M”」
ってイニシャルが書いてあった。
「三日月怜士、か」
秒で誰のことか突き止めた三日月先輩がふぅっと息を吐いた。
「これまだ聞けんのかな」
「え~、どうだろ~~~?聞いたことないんだけど、てかこれどーやって聞くの?」
「そこのレコーダー使えねぇの?」
床に転がったテープレコーダーを指さした。
全然使えそうな風貌はしてない…けど!?
てゆーかどんどん話進んでるけど、それ理事長のなの!?
理事長が何かを記録したってこと?記録って何?
理事長の声が入ってるってこと…!?
「コンセント入れたよ、カセットテープってどこに入れたらいいのかなぁ~」
「ここだな、ここに差し込むように入れて閉じる」
「おぉーっ、せーくんさすが~!」
あとはボタンを押すだけでいいらしい。30年も前の聞けるかどうかわかんないけど、三日月先輩も燎くんも聞く気満々でテープレコーダーの前にしゃがみ込んだ。
聞いていいの?本当にいいの?
「じゃあ押すよ~!」
かなり勇気がいるんだけど…
「何をしているんだ?」
「「「!?」」」



