なんか…どんどん話が進んでいくんだけど。
無駄に背筋が伸びてしまう、とにかくどうにかしたくてここへ来たけど進んでいく2人のやり取りを聞いてちょっと不安になり始めちゃった。
「オレは深谷燎!古川さんと同じクラスだから知ってるよね?」
深谷くんが自分用にもう1つ四角いイスを持って来た。
「それでこっちが三日月世伊くん、中学3年生だからオレらより1つ上だよ!」
すごく明るく紹介してくれてるけど、三日月先輩は全然笑ってないっていうかさっきから1ミリも表情を変えてない…ずーっとにらまれてる。
まだ一言しか交わしてないのにもう嫌われたのあたし!?
「あ、せーくんが不愛想なのは趣味だから気にしないでね」
趣味!?
「そんな趣味持ってねぇよ」
あ、ちょっと眉けんにしわが寄った!少しだけ動いた!
深谷くんがにこっと私に笑いかける。それには少しだけ胸がざわざわして。
「ようこそトリックスターへ!」
ここは私立三日月学園中学校、右にまっすぐ進んだ第三校舎のピロティにある隠れ扉から入った地下室にある…その存在を知ってる人しか入れない場所。
通称…
「トリックスター!?」
無駄に背筋が伸びてしまう、とにかくどうにかしたくてここへ来たけど進んでいく2人のやり取りを聞いてちょっと不安になり始めちゃった。
「オレは深谷燎!古川さんと同じクラスだから知ってるよね?」
深谷くんが自分用にもう1つ四角いイスを持って来た。
「それでこっちが三日月世伊くん、中学3年生だからオレらより1つ上だよ!」
すごく明るく紹介してくれてるけど、三日月先輩は全然笑ってないっていうかさっきから1ミリも表情を変えてない…ずーっとにらまれてる。
まだ一言しか交わしてないのにもう嫌われたのあたし!?
「あ、せーくんが不愛想なのは趣味だから気にしないでね」
趣味!?
「そんな趣味持ってねぇよ」
あ、ちょっと眉けんにしわが寄った!少しだけ動いた!
深谷くんがにこっと私に笑いかける。それには少しだけ胸がざわざわして。
「ようこそトリックスターへ!」
ここは私立三日月学園中学校、右にまっすぐ進んだ第三校舎のピロティにある隠れ扉から入った地下室にある…その存在を知ってる人しか入れない場所。
通称…
「トリックスター!?」



