雨花先輩も知って…!?
三日月先輩が探偵なこと知ってたんだ…っ
「だからもうやめようと思った…んです、だけど傘を返したら真涼ちゃんとのつながりがなくなっちゃったみたいでさみしくて…」
雨花先輩の声が震える、ひくっと息が漏れる。顔を押さえて下を向いた。
「仲良くなりたかった、仲良いつもりで振舞いたかった…」
チクチクと痛みが刺さる、私の胸を突く…
「もう一度傘を貸してほしかった…っ」
雨花先輩の言葉が。
そんなこと言わないでよ。
あたしが泣きなくなる。
「それはお前の都合だろ」
ごくっと三日月先輩が紅茶を飲んだ。
「傘借りたぐらいで何言ってんだ。偶然そこに真涼がいて雨だったから傘貸しただけ、それだけだろ」
コトンとティーカップをテーブルに置いて、雨花先輩を見る。
「それ以下でもそれ以上でもねぇーよ」
三日月先輩の視線に雨花先輩がビクッと体を震わせる。
「それでストーカーまがいなことして、勝手に手作りのクッキー送りつけて、必要以上に話しかけて、そんなのただの嫌がらせだ友達じゃない」
「…でもっ」
「お前は友達じゃない」
「…っ」
三日月先輩が探偵なこと知ってたんだ…っ
「だからもうやめようと思った…んです、だけど傘を返したら真涼ちゃんとのつながりがなくなっちゃったみたいでさみしくて…」
雨花先輩の声が震える、ひくっと息が漏れる。顔を押さえて下を向いた。
「仲良くなりたかった、仲良いつもりで振舞いたかった…」
チクチクと痛みが刺さる、私の胸を突く…
「もう一度傘を貸してほしかった…っ」
雨花先輩の言葉が。
そんなこと言わないでよ。
あたしが泣きなくなる。
「それはお前の都合だろ」
ごくっと三日月先輩が紅茶を飲んだ。
「傘借りたぐらいで何言ってんだ。偶然そこに真涼がいて雨だったから傘貸しただけ、それだけだろ」
コトンとティーカップをテーブルに置いて、雨花先輩を見る。
「それ以下でもそれ以上でもねぇーよ」
三日月先輩の視線に雨花先輩がビクッと体を震わせる。
「それでストーカーまがいなことして、勝手に手作りのクッキー送りつけて、必要以上に話しかけて、そんなのただの嫌がらせだ友達じゃない」
「…でもっ」
「お前は友達じゃない」
「…っ」



