茨の冠は恋を知る






──こうして物語は幕を閉じる。
だがそれは、永遠の終わりではなく、ふたりの“新章”の始まりであった。

王と王妃として、
ひとりの男と、ひとりの女として。

愛と勇気を胸に、
ふたりは歩み続ける──

「君を、永遠に愛している」
「私も、あなたと共に、生き続ける」

そして物語は、また次のページへ。



                 (完)