失言日記をシュレッダーにかけてやる

「理華、元気ない?いつでも相談乗るよ?」

「なんでもないよ!大丈夫!」

もう絶対に失言なんかしない。もう絶対に菊乃を悲しませたりなんかしない。

「理華は強がりだね。いつでも頼っていいのにー!」

菊乃はいつも明るくて、優しい。

「ありがとう、菊乃」

「いいえー!『どんな理華でも大好きだよ!』」

ヒュッと喉が鳴ったのが分かった。

何度もあの日の場面を繰り返した。

もう一度、やり直したかった。

やっとそのチャンスが来たというのに、それでも心臓が速くなるほど言葉が上手く出て来ないの。