だけど、おとなしくなっても、ドラゴンさんたちの気性は激しいみたい。
戦いは何とか、とどまってくれたけれど、上空で牽制し合っている。
「芽衣様のボディーガード、パート1だ!」
「芽衣様のボディーガード、パート2です!」
「芽衣様のボディーガード、パート3……!」
大声で叫ぶ三体のドラゴンさんたちから、底知れないほどの圧力を感じた。
奇跡で解決したこと、絶対に根に持っている。
「はあっ……」
足取りが重いのは、帰りが遅くなっただけではない。
上空で飛行するドラゴンさんたちが、家までついてくるんじゃないのかという不安。
それが、ぬかるみのようにまとわりつく。
『おや? 空き缶がポイ捨てされておりますよ』
スポナビさんは何気ない調子で、のんきなメッセージを浮かばせる。
視線を向けると、目の前に空き缶が捨てられていた。
誰かがポイ捨てしたのかな。
近くには自動販売機があり、その横にはリサイクルボックスが置いてある。
あたしは慌てて、空き缶を拾おうとしたんだけど。
「うわあっーー!?」
その瞬間、視界に映ったのは恐ろしい光景だった。
炎と氷と闇のブレスが混ざり合って、空き缶に向けて放たれたのだ。
「空き缶ごときが、芽衣様の行く手を阻んでいるんじゃねー!!」
「愚かにも、ほどがありますね」
「……空き缶、くたばれ、くたばれ」
まさに、絶望感がピークに達した瞬間だった。
これから進もうとしていた道は、まるで地割れを起こしたように巨大な亀裂が入っている。
このままでは、現実世界でも大惨事になってしまうだろう。
「このままだと、大変なことになるんじゃ……」
突然のブレスに驚いた有村くんが、目をぱちぱちと瞬かせる。
すると、スポナビさんの謎の早口イベントメッセージが飛び出してきた。
『はいはい。こちら、ドラゴン様に関する苦情や意見の相談窓口です。ふむふむ。今度は、郁斗様が救いを求めていると! 芽衣様に奇跡を願っているのですね! はい、分かりました。では、芽衣様、以下略で!』
「以下略って……なに!?」
結局、あたしは二度目の『運命の女神』の機能を使う羽目になってしまったんだ。
戦いは何とか、とどまってくれたけれど、上空で牽制し合っている。
「芽衣様のボディーガード、パート1だ!」
「芽衣様のボディーガード、パート2です!」
「芽衣様のボディーガード、パート3……!」
大声で叫ぶ三体のドラゴンさんたちから、底知れないほどの圧力を感じた。
奇跡で解決したこと、絶対に根に持っている。
「はあっ……」
足取りが重いのは、帰りが遅くなっただけではない。
上空で飛行するドラゴンさんたちが、家までついてくるんじゃないのかという不安。
それが、ぬかるみのようにまとわりつく。
『おや? 空き缶がポイ捨てされておりますよ』
スポナビさんは何気ない調子で、のんきなメッセージを浮かばせる。
視線を向けると、目の前に空き缶が捨てられていた。
誰かがポイ捨てしたのかな。
近くには自動販売機があり、その横にはリサイクルボックスが置いてある。
あたしは慌てて、空き缶を拾おうとしたんだけど。
「うわあっーー!?」
その瞬間、視界に映ったのは恐ろしい光景だった。
炎と氷と闇のブレスが混ざり合って、空き缶に向けて放たれたのだ。
「空き缶ごときが、芽衣様の行く手を阻んでいるんじゃねー!!」
「愚かにも、ほどがありますね」
「……空き缶、くたばれ、くたばれ」
まさに、絶望感がピークに達した瞬間だった。
これから進もうとしていた道は、まるで地割れを起こしたように巨大な亀裂が入っている。
このままでは、現実世界でも大惨事になってしまうだろう。
「このままだと、大変なことになるんじゃ……」
突然のブレスに驚いた有村くんが、目をぱちぱちと瞬かせる。
すると、スポナビさんの謎の早口イベントメッセージが飛び出してきた。
『はいはい。こちら、ドラゴン様に関する苦情や意見の相談窓口です。ふむふむ。今度は、郁斗様が救いを求めていると! 芽衣様に奇跡を願っているのですね! はい、分かりました。では、芽衣様、以下略で!』
「以下略って……なに!?」
結局、あたしは二度目の『運命の女神』の機能を使う羽目になってしまったんだ。



