何もかも失ったわたしに待ち受けていたのはイケメン達との極甘な同居生活でした


「か、家政婦…ですか?わたしが…?」

「そ」

「ちょっと待ってよ!家政婦って…っ」

「遣都(けんと)。お前だって家政婦欲しがっていただろ?」

「そ、そうだけどっ!なにもこんな若い子を雇わなくったってっ」

「おやぁ、なになに純情遣都クン。こんな可愛い子が家政婦じゃ色々困っちゃうって?」

「なっ、つかさ!!」

「俺はサンセー。こんな可愛い子が毎日ご奉仕してくれるなら毎日早く家に帰ってきちゃう」


歓迎されていないんだかされているんだか分からない状況の中で、どうしたものかとオロオロしていると、翠と呼ばれた彼が、

「とにかく、これは決定事項だから。ほら、自己紹介っ」

そうぶっきらぼうに促され、

「あ、えと…。三神すず(みつかみすず)。と申します…」