何もかも失ったわたしに待ち受けていたのはイケメン達との極甘な同居生活でした


お風呂上がりのわたしを見た途端に顔を真っ赤にして硬直してしまった翠さまとつかささま。

わたし、なにか変かしら…?

もう朝晩はかなり冷えるようになったから実家から持ってきたお気に入りの白いもこもこのパジャマを着ただけなのだけれど…。

「…いい」

「翠さま?」

翠さまが呟いた言葉が拾えなくて聞き返すと、翠さまは赤い顔を満面の笑顔に変えて、

「可愛いっ!」

「っ、」

ぎゅっと、わたしを抱きしめた。

「しかもすず、いい匂い」

「す、翠さまっっ、」

つかささまが近くにいらっしゃるのにっ。

抱きしめられている隙間からつかささまの様子を覗くと、目をまんまるくして翠さまを凝視していた。

「…ビックリ。翠もそんな風に笑うんだね」

なるほどねぇ。と、腕を組み、何やら考え込んでしまったつかささま。

「翠さまっ。く、くるしっ」

翠さまがわたしをどんどん強く抱きしめてくるので、だんだん呼吸が出来なくなってきた。