彼の秘密は、溺愛付き。

今日の私の心臓は最後まで持つのか、終わり頃には真っ赤になりすぎて爆発しているかもしれない、とか意味の分からないことを考えてしまう。

和菓子を選んで店の奥のカフェスペースに行くと、すぐに温かい抹茶が運ばれてくる。

「美味しい……!」

ついそう溢れてしまうほど、抹茶の味が濃くて和菓子との相性が良かった。

洋菓子も好きだけれど和菓子の優しい甘さも大好きで、洋菓子にはコーヒー、和菓子には抹茶、というのが私の中で定番の組み合わせになっていた。


「平塚さん、試験お疲れ様」


優しくそう言われて、お礼を言った後につい「受かっているか分からないけれど……」と返してしまう。

「受かってなくても、平塚さんならまた受けるでしょ」

「バレてる……」

「受ければ良いよ。応援しかしてないから」

応援しかしてない、その言葉に目の奥がぐっと熱くなって何かが込み上げてきそうになる。